超難問 青森公立大学 2017年数学過去問 第4問

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(1)

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一回の移動で辺GCを含む三角形ができるのは、△ABGだけであり、動点XはBと合致する。

XがAとBの間を往復して、AかBと合致するならば常に⊿ABGが形成される。

AからB、またBからAに移動する確率はどちらも$\displaystyle \frac{1}{3}$だから、n回ABを移動する確率は$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n$ -①

 

また、一回の移動で動点XがGまたはCと合致すると、CGを一辺に持つ三角形は形成されず、そのときの面積は0。

動点XがAGC間をn回移動したときも三角形は形成されず面積0であり、

その時の確率は$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n$。-②

動点XがACG間をn回移動したときも三角形は形成されず面積0であり、

その時の確率は$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n$。-③

①②③は同時に起こらない排反事象であるから、和の法則により、

$P(n)=\displaystyle 3( \frac{1}{3} )^n$

(2)

$AG=BG=CG=\displaystyle  \frac{\sqrt{ 3 }}{2}×\frac{ 1 }{cos30°}=1 $

だから、求める確率は、Gを通らずA、B、Cすべてをすくなくても1回訪問する確率である。

少なくても1回通る確率に真正面から挑むのは時間がかかりすぎて無謀である。

したがって、ここは、「A、B、Cすべてを少なくても1回訪問する」の否定を考えて、「Gを通らないすべての場合の確率から、Gを通らず且つA、B、Cのどれかを訪問しない場合を引くことを考える。

なぜならば、Gを通らない場合の数は、1.Gを通らずA、B、Cのすべてを少なくても1回訪問する場合の数、2.Gを通らず且つA、B、Cのどれかを訪問しない場合の数、で構成されているからである。

Gを通らない場合、A若しくはB若しくはCの位置にいる動点Xが次に動く先は、ABCの中の2点であるから、その場合の確率は$\displaystyle ( \frac{2}{3} )^n$ -①

AもGも通らないのは、A→B→C→B→Cと動くか、A→C→B→C→Bと動くかだから、その確率は和の法則から

$\displaystyle 2( \frac{1}{3} )^n$ -②

BもGも通らないのは、A→C→A→C→Aの場合だから、確率は$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n$ -③

CもGも通らないのは、A→B→A→B→Aの場合だから、確率は$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n$ -④

①②③④から、

$Q(n)=\displaystyle ( \frac{2}{3} )^n-4( \frac{1}{3} )^n$

$=\displaystyle 2^n( \frac{1}{3} )^n–4( \frac{1}{3} )^n$

$=\displaystyle (2^n-4)(\frac{1}{3} )^n$

$Q(n)-P(n)=\displaystyle (2^n-4)(\frac{1}{3} )^n-3( \frac{1}{3} )^n$
$=\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n(2^n-4-3)$

$=\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n(2^n-7)$

$\displaystyle ( \frac{1}{3} )^n>0、n≧3$のとき$(2^n-7)≧1$であるから、

$Q(n)-P(n)>0$であり、$Q(n)>P(n)$が成り立つ。